藤崎2丁目歯科　知識の部屋

口内炎について

口の中の粘膜に発現する炎症を総称して口内炎といいます。皆さんが一般的に口内炎と言っているのは、アフタ性口内炎と呼ぶもので、単発でできるものや多発性のものがあり、刺激により痛みを伴います。

口内炎の種類
症状・・・アフタ性口内炎、潰瘍性口内炎、水疱性口内炎など
部位・・・口唇炎、舌炎、歯肉炎など

アフタ性口内炎の原因
はっきりとした原因はわかっていないものもありますが、歯並びが悪かったり、さし歯や入れ歯の不具合で口の中の粘膜が刺激されてできる物や、食事のときに歯で噛んだりというものが多く、比較的口の中の清掃状態が悪い方などに多く見られます。
他にも全身的な問題、たとえばビタミン不足や病気が原因になる場合があります。

口内炎になったら
口の中の粘膜が直接歯などで刺激されている場合は、まずそれを治療しましょう。同じ場所に繰り返しできる場合は特に歯などが原因の場合が多いので歯科医院で診てもらいましょう。
放っておいても数日で治ることが多いですが、刺激によって痛みがあるため口内炎の表面に蜂蜜などでカバーすると楽です。
また、高周波治療器やレーザーなどですぐに痛みを除去することができますので我慢するよりはすぐに診てもらうほうが良いと思います。
多発性のものについては、風邪やその他で高熱を出したときなどに出ることがありますが、そうでないときは何かほかに病気をしていないか調べることも必要になります。

一般的に口内炎治療薬として使われている軟膏は、あまり体にいいものではありません。
またこの軟膏を使っても早くよくなる事も無いので、多発性の口内炎以外は使わないほうがいいでしょう。

昔から口内炎は胃が悪くなるとできるといいます。胃が悪いためにできるものもありますが、今では直接的な原因になるとは考えられていません。大したことはないと思っていても口内炎ができてしまうと結構つらいものです。よく口内炎ができる人は一度原因を調べてみましょう。

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