現在のレントゲン撮影はフィルムを用いるものが主流です
今後はレントゲンをデジタル化することにより廃棄物が減少し医院のクリーン化のみならず環境にもやさしいものになります
撮影時、放射線の量がフィルムを使用するものに比較して少なくてすむため「体に優しい」レントゲンでもあります
また、画像をデータとして保存するため必要に応じてネットワークですぐさま利用が可能になる時代が来るでしょう
たとえば、緊急の事態で、いきつけ以外の病院にかかったり、他科の病院にかかった際、レントゲンの再撮影をしなくてもデータとして取得が可能になれば時間も費用も節約できるようになります。
デジタルレントゲンとは
通常のレントゲン撮影はX線によりフィルムを感光させ現像するものでした
デジタルレントゲンはフィルムを使わずIPプレートと呼ばれるセンサーのようなものにX線の情報を記憶させこれをスキャンすることによりデジタル画像データとして保存、コンピュータ上で観覧する方法です
通常の撮影
撮影→現像→計測、確認、診断
デジタル
撮影→スキャン→コンピュータに画像として保存→コンピュータ上で計測、確認、診断
レントゲンをデジタル化するメリット
・放射線被爆量が数分の1
これまでのレントゲン撮影は増感紙を使用したり、フィルムの感度を向上させることによりX線の被爆量を減少させてきました
フィルムの代わりにX線センサーを使うことにより大幅にX線の被爆量を減らすことができます
・ネットワークでの利用が可能になればレントゲンの活用価値が大きくなる(まだ先の話)
フィルムを使ったレントゲンは撮影をおこなった医院での使用にほぼ限定されます
レントゲン画像をデジタルデータ化することにより多くの医療機関でデータの共有が可能になり効率化が図れます
・現像液などが必要ないため医院の中のいやなにおいなどがなくなりクリーンな環境になる
レントゲンの現像に必要な現像液や定着液は有害廃棄物になっています特有のいやな臭いもあり環境にはよくないものです
デジタルレントゲンを導入することにより環境の改善になります
・フィルムの劣化や現像液の劣化の影響がないため均一の画像撮影が可能になり再撮影が減少する
現像液は徐々に劣化するため定期的に交換しなければなりません
現像液の劣化はフィルムの画像に大きな影響を及ぼします
いつでも均一の画像を得ることは困難ですデジタルレントゲンは常に均一で経年的な劣化もありません
・管理がやりやすいため紛失などのトラブルの減少
フィルムを使ったレントゲンは「物」であるため破損や紛失が起こります
デジタルレントゲンはデータのためきちんと複数のバックアップを取っておけば紛失のリスクは極めて少なくなります
・その場で画像の拡大などが可能なため説明のとき理解しやすい
デジタルレントゲンは画像データのため拡大などが自由にできるため理解しやすい形に加工が可能である
デジタルとアナログ(従来のフィルム)の比較
デジタル
アナログ
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